2017.9月 南インド・ニルギリ山岳鉄道とバンコク中央駅

インドの山岳鉄道でダージリンは有名だが、ニルギリはそれ程知られていない。両方とも機関車が蒸気である事に変わりはないが、後者は昔の碓氷峠で使われていたラック式(歯車)で急勾配を登るらしい。これは是非見に行かなくては・・・・LCCを活用すればインドも比較的安く行ける!という事で、今回の南インド旅行が実現する事となった。

1.エアアジアでティルチラパリ~鉄道でコインバートルへ
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(左)今回もLCCを徹底活用。エアアジアの羽田便は23:45出発で翌朝6時過にクアラルンプール着 (右)2時間弱の接続でティルチラパリに現地時間朝9時前に到着する。乗客は殆どインド人
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ティルチラパリは鉄道・商業の要所で人口は70万人ほど。中心部の丘の上に立つ「ロックフォート」はヒンズー教徒の寺院。裸足で437段の階段を上って頂上へ。
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下から眺めたロックフォート。南インドは北部と違い物乞いや客引きが少なく、安心して街歩きができた
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(左)続いてティルチラパリ駅へ。予約した列車は翌日早朝なので、今のうちに駅舎、ホーム、列車の観察する (右)早速、電気機関車に牽引された20両以上の列車が到着した。DSC_0681_20170920215630aa4.jpg
1等寝台・2等寝台(以上冷房付)・3等寝台(冷房なし)・2等座席車・3等座席車等、色々な種類の客車がある。これは3等座席車
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(左)切符予約窓口。現在はネットで購入可能なので便利になったが、昔は窓口で切符を買う戦いがあり一苦労だったので隔世の感 (右)カメラを向けると愛想よく応えてくれる
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(左)翌日早朝、コインバートル迄2等寝台車に乗る。昔の日本のB寝台のようだ。ちなみに料金は一人700ルピー(約1,200円) (右)客車の連結部分。クラスが違うと行き来ができない場合も多い
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ニルギリ鉄道始発駅メタップアラヤンへの分岐駅、コインバートルまでは約250km、所要6時間。ここからメタップアラヤンまでは約30km, 1時間の道のり。余裕を持って街のホテルに1泊する。

2.ニルギリ山岳鉄道
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(左)急勾配区間、つまり始発から終点まで走る列車は一日一往復のみで予約が取りにくい。出発は朝7:30 (右)チェンナイから朝6時過ぎに到着した夜行列車「ニルギリ・エクスプレス」が接続している
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蒸気機関車は100年以上前にスイスで製造。燃料は昔は石炭だったが、現在は重油 DSC_0937.jpg
終点まで約45km, 急勾配の山登りの区間ではカーブと橋が連続する。
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(左)美しい蒸気機関車の車輪 (右)ラック式のレール。旧碓氷峠と同じ方式だ
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始発・終点の標高差は2000mを超える。高地に入ってくると茶畑の中を走るようになる
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(左)終点のウダガンマンダラム駅 (右)ニルギリ鉄道は2005年に世界遺産に登録された
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折角なので茶畑の中にあるホテルに宿泊しのんびり過ごす。スタッフもフレンドリーで快適だった


3.港町コーチンへ鉄道で移動
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(左)コーチンは南部ケララ州最大の都市で人口160万人。ターミナル駅であるErnakulam Junction (右)列車が到着すると赤帽が駆け寄り客を探す。いくつもの荷物を頭の上に乗せて運ぶ
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次から次へと列車が到着する。しかも20両以上の編成の列車が多い・・・さすが鉄道大国。
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(左)こじんまりとした駅舎 (右)旧市街にある500年前(?)の建物を改造したと言われるホテルに宿泊
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(左)コーチンでは紀元前3世紀頃から交易が盛んで、大航海時代の1498年にポルトガル人が訪れ上陸し拠点を築く。1524年にヴァスコ・ダ・ガマがこの地で亡くなり埋葬された聖フランシス教会 (右)街中の風景。南インド文化と植民地文化が融合
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(左)スパイスを売る店が多い (右)コーチン名物、チャイニーズ・フィッシング・ネット。但し海はゴミが多く綺麗とは言い難い

4.帰路はバンコク立寄り(パープルラインとファランポーン駅)
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(左)帰路は折角なのでバンコク立ち寄り。早速、2016年8月に開通したバンコク・メトロ(MRT)のパープルラインの見学に (右)車両は横浜・金沢八景にある総合車両製。軽量ステンレス車両「Sustina」の海外向け第一号
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(左)3両固定編成で、片側4ドアのロングシート (右)ブルーラインとの接続駅・Tao Poon駅の表示
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続いてファランポーン駅へ。数年後にはターミナル駅が移転される為、実際に行き交う列車が眺められるのはあと僅か。バンコクを訪れると必ず行く事にしている。
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(左)中央入口左には小さな鉄道展示室がある。そこで見つけた昔の硬券の展示 (右)日本製の3等客車も健在
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(左)朝訪れるとタイ各地から到着する夜行列車を見る事ができる (右)相変わらずのんびりとした風景
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6・7番線ホームには木製の行先表示板の保管棚がある。中央駅の中でも好きな場所の一つ

【ひとこと】
・南アジアへは日本からの直行便がないので、クアラルンプール、バンコク、香港、シンガポール等での乗継が必要。今回、往路はエアアジアのKL乗継、復路はスクート(シンガポール航空子会社のLCC)でバンコク・ドンムアン乗継。LCCは片道ずつ購入が基本なので、自分が好きな乗継地、滞在時間を選ぶ事ができて便利、しかもバーゲン期間ならかなり安く購入が可能。ちなみに今回の南インド往復は4万円強だった。
・ニルギリ山岳鉄道は座席数が少なく予約が取りにくいが、日本からもネット予約が可能。120日前に発売開始なのでなるべく早い確保が望ましい。満席の場合は当日席の為に並ぶ必要がある。
・コーチンは南インド文化と植民地文化が融合した不思議な魅力がある街。街歩きを楽しむなら旧市街のフォート・コーチン、のんびり過ごすなら新市街のリゾートホテルが便利。

<参考>インド国鉄のe-Ticket。検札時にパスポートを提示するだけでOK。尚、ネット予約ができるとは言え、登録項目が多くなかなかすんなりとはいかないのがインドらしい。ビザ取得も、世界で一番面倒と言われており、今回も自分でインド大使館に2回(申請・取得)訪問したがそれはそれで楽しい経験だった。
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Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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