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2013.7月 イギリス鉄道紀行(その4:コッツウォルズの保存鉄道)

今回の旅行で是非訪れたいと思っていたのが、蒸気機関車等の保存鉄道。現在イギリス国内には100を超える保存鉄道があるが、これらの路線の多くは1960年代のイギリス国鉄による大規模な合理化政策で廃止されたローカル線を復活させたものだという。

ロンドンから比較的近く、観光地として日本でも有名なコッツウォルズにあるGloucestershire Warwickshire Railway を訪れた。(HPはこちらへ)
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(左)ロンドンから鉄道で約1時間、Oxfordに到着 (右)First Great Westernの三両編成のディーゼルカー
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(左)保存鉄道がある場所は上記地図のA地点。ロンドンから北西100km程。Oxfordでレンタカーを借り、出発地点のCheltenhamに向かう。 (右)駅舎には昔のポスターや本が並んでいて楽しい。
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(左)列車の出発は10:55 (右)丁度小学校の遠足で大賑わい。ベレー帽がお洒落・・・さすが英国は違う。
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今回牽引した蒸気機関車は、ノース・ブリティッシュ・ロコモティブ、1940年製。HPによると全部で10機前後が保存されているらしい。
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ノース・ブリティッシュ・ロコモティブは、イギリス本国ばかりでなく、オーストラリア・ニュージーランド・マレーシア等、英連邦諸国向けの蒸気機関車も製造していた。
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窓口で切符を購入。一日乗り放題で£15(約2,300円)
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(左)二等車はテーブルをはさんで対面式 (右)一等車の入口。セミコンパートメントとなっている。
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約40分で折り返しのToddington駅に到着。       R0018549.jpg
ホームで折り返しを待つ客車。食堂車も連結されており10両程度の編成。
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(左)郵便車両の保存もあり (右)Toddington駅アンティークの展示
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(左)旧型のディーゼルカーも元気に活躍 (右)Toddington駅構内の風景

【ひとこと】
・イギリス各地に残る保存鉄道の運営の大部分はボランティアが支えているという。今回も、おそらくリタイアしたと思われる人達が乗務員、駅員として活躍している姿が印象的で、この鉄道を愛しているのがひしひしと伝わってきた。ちなみに、イギリスの保存鉄道に関し、一般財団法人・運輸調査局の専門誌「運輸と経済」に掲載されていた記事はこちらへ
・この日は平日で比較的空いおり、乗客は現地の人が殆どで、日本人客は見かけなかった。ツアーに組み入れられた団体客が押し掛ける訳ではなさそうなので、静かな鉄道旅行が楽しめる。コッツウォルズ観光のついでに鉄道旅行を楽しむには最適。
・尚、始発駅Cheltenhamは競馬場が出発駅となっており、在来線の鉄道駅からは遠く離れている。レンタカーの利用が望ましい。

【おまけ】
・鉄活動を終え、一般観光客として楽しんだコッツウォルズの風景をどうぞ。この時期は夜9時を過ぎても明るく、緑も鮮やかで、のんびりと英国の田園風景を味わうには最適。
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2013.7月 イギリス鉄道紀行(番外編・一日で巡るドバイ+エミレーツ航空搭乗体験記)

今回のイギリス行きに利用したのはエミレーツ航空。当初、日系・英系航空会社のロンドン直行便を考えていたが、①エミレーツの羽田・ドバイ便が今年6月2日に就航し直行便より大幅に安い事、②ドバイ・ロンドン間はエアバスの総二階建て大型機A380に乗れる事 ③ドバイに途中降機し観光できるので選んだ次第。

1.エミレーツ航空 搭乗記
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エミレーツの羽田・ドバイ便は深夜1:30発。金曜日に仕事を終え、自宅で夕食後羽田へ・・・時間を有効活用できる。ドバイに朝7時到着後は、欧州・アフリカ行きの接続が良いので、特に日本から直行便がない都市へ向かう時に利用価値大。尚、羽田での搭乗は「沖留め」で、ボーディングブリッジを使用せずバスを利用、経費を節減している。
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これが往路のスケジュール。確かにロンドン行直行便(12-13時間)と比較すると時間はかかるが、チケット代が安く、ドバイ観光もできると発想を変えればこの選択もアリ。
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CAのサービスも好印象。機内食も結構いける。行きの羽田・ドバイ行は金曜深夜発という事もあり満席。ドバイ・ロンドンを結ぶ便も、A380で定員600人を超えるがほぼ満席。全世界の乗客を大量にドバイに集め、目的地に運ぶ為、最新の大型機を導入するエミレーツの戦略通りとなっているようだ。
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機内エンターテイメントは最新式のオン・デマンドで、離陸前から映画を楽しめる。日本語のプログラムも多数。
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翌朝7時過ぎにドバイ空港・エミレーツ専用の第3ターミナルに到着。最近完成したコンコースAは 世界唯一のA380専用の建物で20機が発着できる。詳細はこちらへ。ちなみに、ファースト・ビジネス用にラウンジから直行できるゲートがあり、エコノミーの乗客と顔を合わせる事なく搭乗可能との事。
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ご覧の通り30分間に15便が世界各地へ向けて出発。ちなみに去年エミレーツはカンタス航空と提携し、実質的に傘下に収めており、中東系航空会社の勢いがわかる。
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今回、ロンドン往復も芸がないので、復路はマンチェスター・ドバイ便を利用した。A380は定員600人超で混雑する為、事前にパソコンでオンライン・チェックインし、時間を節約するのが得策。
  
 2. ドバイ観光
復路、マンチェスターからドバイに深夜到着しホテルへ。翌々日朝の羽田便出発迄、丸一日をドバイ観光に充てる事ができた。限られた時間であったが、ドバイの概要は掴む事ができた。詳細はドバイ政府観光・商務局のHPへ。
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まずはバージュ・アル・アラブ(船の帆の形をした、7つ星の高級ホテル)で朝食。このホテルは全室2フロアのスイートルームで宿泊は10万円以上。宿泊客・レストラン利用客以外は入場不可なので、レストランを予約し豪華絢爛な内部を見学 (右)夕食だと一人2万円は下らず、最も安く入場できるのは約8千円の朝食との情報。確かに料理・サービスは良いが、朝食に8千円とは初めての経験・・・・ホテルの入場料込と考え自分を納得させる。R0019252.jpg
夜には、ドバイのランドマークであるバージュ・カリファ(828m、世界で一番高いタワー)へ。展望台の入場料はネット経由の事前購入で100AED(約2,500円)だが、当日販売だと400AED(約10,000円!) なので、日本で事前購入。
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(左)バージュ・カリファにて。世界各地から観光客が訪れるが、日本人はあまり見かけない代わり、中国人の団体が目立った。 (右)隣接したドバイ・モールにあるアルマーニ・カフェの風景。アラブの金持ちで賑わっていた。
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バージュ・カリファ展望台からの眺め。夜景が美しいので、昼間より夜間がお勧め。
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夕方はDesert Safariのツアーに参加。高速道路を約1時間走り砂漠に到着。4WDで砂漠を疾走する体験をする事ができる。(所要時間約5時間、食事付で約8千円)
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砂漠を疾走した後は、バーベキューのディナーを楽しみながらベリーダンス鑑賞。
  
3.ドバイ鉄道事情
さて、ここまで来たからには鉄道にも乗らねば・・・Dubai Metroに乗車。2009年9月、三菱重工等日本のデベロッパーが中心となり構築された。詳細はこちらのサイトへ。
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ドバイモールにあるMetro Link(地下鉄への乗換口)の案内。
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乗換口とは言え、この入口から駅迄一キロ近くあり、延々と歩く事になる。やっとの事で最終電車に間に合った。
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車両は近畿車両製、18m車両の5両編成。駅構内や車内の案内は全て英語とアラビア語で表示される。 R0019273.jpg
最終電車の風景。民族衣装を着たアラブの金持ちの姿はなく、庶民・外国人労働者が多いのがわかる。

【ひとこと】
・現在エミレーツ航空は、成田・羽田からドバイに就航。羽田便は深夜1:30発でドバイに到着後、アフリカ・ヨーロッパ各地へ乗継ぐ事ができるので、特に日本から直行便がない都市が目的地の場合は利用価値大。但し、復路便の羽田到着は深夜0時で、羽田からの公共交通機関はないので注意。
・機材は最新で、サービスも良く、値段が安い。エミレーツを始め中東系の航空会社の実態は日本にいるとあまり見えてこないが、今回エミレーツに搭乗し、ドバイ空港の豪華さと喧騒を体験し、勢いを実感した。既存の航空会社にとって大きな脅威となる事は間違いないだろう。
・ドバイも初めての体験だったが、砂漠の中の摩天楼、ショッピングモール、人工の島のリゾートホテル・・・常識を超えた凄い風景は一見の価値あり。お金さえ出せば超豪華ホテルに宿泊し、飛行機で空からドバイを観光する事もできるようだが、金をかけなくてもリーズナブルなホテルはあるし、鉄道を利用して移動する事も可能・・・と言いたい所だが、ドバイの昼間の暑さは尋常ではなく(40度を超える)、5分以上歩くのは無理。鉄道ファン以外は、タクシーで移動する方が無難。

2013.7月 イギリス鉄道紀行(その3:地下鉄でロンドン探検+交通博物館)

ロンドン散策に最も便利な移動手段は何と言っても地下鉄。世界で最初(1863年)に完成し、市内を完全に網羅している。駅間の距離が短いので、手前の駅で 下車して目的地まで景色を眺めながら散歩をするのも楽しい。それではロンドンの地下鉄に乗ってみる事にしよう。
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1. 世界で最初にできた地下鉄駅
運行開始は1863年、という事は日本は江戸時代(文久3年)。最初の区間はパディントン〜ファリンドンの約5.6kmで、これは現在もハマースミス&シティ線の一部として使われている。この写真はパディンドン駅。
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パディントン駅は地下鉄ながらホーム上部が地上に開いている。これは、初期の地下鉄は開削工法(地表から空堀を掘る)で建設されている為。線路部分は上を塞いだ一方、駅は空堀となっている。

2.切符売場と改札口
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地下鉄の自動販売機。一番左はOyster Card(日本のPASMO, SUICAと同じ)の販売機で、地下鉄を利用してロンドンを回るなら必須。というのも、ロンドンの地下鉄は紙の切符は非常に割高(4.5£=約700円!)である他、自動販売機が故障している事も多い為。一日の上限金額が設定されており、一定額以上はいくら乗っても同じ金額というのは便利。日本の地下鉄もこんな制度があれば良いのに・・・R0018263.jpg

3. ユニークな駅の装飾
その1: Charing Cross Station
Charing Crossとは、エドワード一世が妻のEleanor女王の記念碑(Eleanor Cross)を1290年代に建てた当時の様子を描いている。ちなみにCharingとは古い英語で cierring(テムズ川の曲がった所)の意。
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この木版画はペンギン・ブックスや切手デザイン等も手掛けている、David Gentlemanという現役アーティストによるもの。中世の雰囲気が漂いなかなかインパクトがある。

その2: Baker Street Station
Baker Street駅はロンドン地下鉄で最も多いホームを持つ。(メトロポリタン線が4線、ベーカールー線・ジュビリー線が2線ずつ、サークル線・ハマースミ ス&シティー線が共用で2線) シャーロックホームズ博物館もあり、駅には上記のようにタイルが貼りめぐらされている。ちなみに、これは Bakerloo線ホームのもの。
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(左)遠くから見た写真 (右)拡大写真。タイルに小さいシルエットが描かれており、芸が細かい!

その他、下記の通り駅毎に異なったデザインがされている。今回撮影できたのは限られているが飽きる事がない。いくつかをご紹介。
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(左)Covent Garden駅(交通博物館の最寄駅) (右) King's Cross/St.Pancrass(地下鉄6路線及び国際列車等が発着するロンドン最大の乗換駅)
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Earl's Court駅(District/Circle Lineの乗換駅。地上にある。)
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(左)Bank駅(金融街にある。イングランド銀行の最寄駅) (右)Piccadilly Circus駅
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(左)Embankment駅(テムズ川北側の堤防の上にある) (右)Tower Hill駅(Tower of Londonの最寄駅)

4. ロンドン交通博物館

さて、ロンドン地下鉄の歴史については交通博物館で学ぶ事ができる。一般の方々は大英博物館を訪れるのであろうが、鉄道ファンの優先順位としては、こちらが上(笑)
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(左)場所はCovent Garden駅の近く、観光客で賑わうCovent Garden Piazzaのそばにある。入場料£10(約1,500円) (右)館内には鉄道・バスの他、それ以前の交通機関である馬車等の展示もあり興味深い。
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(左)(右)蒸気機関車が牽引していた時代の車両とその内部
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(左)昔のホーロー引きの看板が懐かしい (右)1908年頃の路線図
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地下鉄の他、ロンドン名物二階建てバスの展示もあり。一部は中に入る事もできる。
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その他、興味深い展示が並ぶ。(左)機関車の圧力計、Westinghouse製 (中)1860年代の開業当時、地下鉄を走っていた蒸気機関車 (右)初めてできた地下鉄用のエレベーターのポスター
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(左)博物館のガイド。いかにも鉄道が好きそうな風貌は各国共通? (右)博物館に併設されたショップでは鉄道関連のグッズが並ぶ。  

【ひとこと】
・地下鉄はロンドン巡りに欠かすことができない強い味方。Oyster Cardを使用すれば、割安にロンドンを移動する事ができる。但し朝晩の通勤時間帯はかなり混雑するので要注意。
・ロンドン地下鉄の歴史についてはこのサイト「誕生から150年、ロンドン地下鉄の歴史」が詳しい。
・交通博物館はCovent Garden駅から歩いて3分。特にショップには優れたデザインのグッズが置かれており、ついつい買いこんでしまった。鉄道ファンのみならずとも是非。

2013.7月 イギリス鉄道紀行(その2: Virgin Train乗車体験記+Liverpoolの近郊鉄道)

英国の鉄道は1948年に国有化され、British Railways (BR、イギリス国鉄)として運行されていたが、ジョン・メージャーの時代に1994-1997年にかけ民営化された。現在は旅客鉄道だけで20数社が存在し、複数社が同一路線上に乗り入れている。

そのうちの一つが、リチャード・ブランソン率いるヴァージン・グループのVirgin Trains。ヴァージンと言えば中古レコードの通信販売会社に始まり、映画館、航空、金融等の様々な分野に進出したが、鉄道への進出は1997年。航空業界にヴァージン・アトランティック航空が旋風を巻き起こしたように、英国の鉄道へも「低価格・高品質」のサービスを導入し、その影響は非常に大きいと言われている。

現在はロンドン(ユーストン駅)を起点とするウェスト・コースト本線のマンチェスター、リバプール、バーミンガム、グラスゴー等への路線を運行している。(尚、厳密に言うとVirgin Trainsの鉄道営業権は2012年12月に失効。2026年3月迄の鉄道営業権はファーストグループ傘下のファースト・ウェスト・コーストに移行しているが、現状もVirgin Trainsの名前で運行されている。)

今回はVirgin Trainsを体験すべく、ロンドンから約300km離れたリバプール迄、約2時間の旅。

1. ロンドン・ユーストン駅を出発
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(左)Virgin Trainsが発着するロンドン・ユーストン駅正面 (右)ホームには各方面行きの列車が並ぶ。
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一等車専用ラウンジ。乗降客が多い割にはそれ程広くなく、優雅な感じではないが、飲食・スナックが無料で楽しめるのは有難い。
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VIrgin TrainsにはPendolino型と Voyager型がある。リバプール・マンチェスター方面に使用されているのはPendolino型(Alstom社製)
 
2. チケットと料金
今回、指定券は日本からネットで購入。前売券は繁閑に応じ料金が設定されているので、平日昼間の便は安く購入可能。今回、London- Liverpoolの二等車普通席の最低料金は£19(約3,500円)だったが、一等車でも£38(約7,000円)・・・折角なので、軽食・飲物のサービスがある一等車を利用する事に決定。

London・Liverpool間の距離約300kmを2時間08分で結ぶ。東海道新幹線で言うと東京・豊橋間が約290km、ひかり号で1時間半程度。新幹線(指定券)の料金は約8,700円、グリーン車で12,700円。比較すると随分割安に移動できた事になる。
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(上)これがe-ticketの写。自宅のプリンターで印刷し、改札・社内検札で見せるだけなので非常に簡単。

繁閑による前売りの二等車料金の差の見本は下記の通り。(Virgin Train HPから引用) ご覧の通り最安で£12.5(約2,800円)、最高が£76.3(約12,000円)とかなり差がある。
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 3.外観と内部

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1等車が4両+2等車が7両=11両の編成。斬新なデザインと色使い。(色使いはN’EXとやや似ているか?)
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(左)一等車のデッキとドア。号車は番号ではなく、アルファベット順・・・Hは9号車。編成表・座席表はこちら。
(右)フランスのアルストム社製
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座席の配置は2+1。イギリスの車両はボックス席の間に広いテーブルがあるのが特徴。ご覧の通りティーカップも陶器、そしてコップもガラスで、決して使い捨ての紙コップ・プラスチックでないのが英国風。
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(左)各座席にはコンセントが設置。そしてWi-Fiが使えるのは有難い。 (右)11時台の出発だったので昼食がサーブされた。ツナサラダ、サンドイッチ(ハム&チーズ)から選択。パッケージのデザインも凝っていて、さすがヴァージン・グループの鉄道会社。
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ちなみに朝食のメニューはこの通り。かなり選択肢が広く本格的な朝食が供されるようだ。
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(左)紅茶の他、ソフトドリンク・アルコールも無料。ジンジャーエールを注文。 (右)一等車はWi-Fi 無料

4. Liverpool到着
列車は定刻通りLiverpool Lime Street駅に到着。
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Lime Streetの駅舎は典型的なヨーロッパのターミナル駅仕様。
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(左)Virgin Trains案内所前の切符販売機。事前予約した切符の受取も可能 (右)切符売場と出発案内
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(左)プラットホームの案内 (右)市内の案内標。方角と所要時間が一目瞭然で、非常に便利。
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(左)(右)物価の高いイギリスで、博物館は入場無料というのが有難い。

5. Liverpool Mersey Rail(近郊鉄道)

Liverpoolの近郊鉄道はMersey Railと呼ばれている。観光にはあまり使用する機会がない為、早朝に乗車体験に出かけてみた。
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(左)Liverpool Central駅 (右)ピクトグラムは黄色がベース。HPはこちらへ
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車両は黄色がベース。自転車持参で乗っている人が多いのに驚き。
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エスカレーターは右側に乗り、歩く場合は左側との事。やはり関西式が世界標準?

【ひとこと】
・リバプール、マンチェスターはロンドンから列車で2時間と手頃な距離。日本とはまた違った鉄道旅行が体験できるので、イギリスを訪れる機会があれば、是非鉄道を利用してほしい。鉄道ファンならずとも楽しめる事請け合い。
・尚、今回は平日昼間の列車を限定した前売(払戻・変更不可)だった為、片道7,000円程度で移動できたが、当日購入の場合は倍以上の料金が必要。朝晩の列車だと2万円を超すので要注意。
・リバプールはロンドンとはまた違った雰囲気で、主なスポットは歩いて回る事ができるのが魅力。勿論ビートルズのファンにとっては堪えられないだろう。今回は一泊だけで十分見る事ができなかったのが残念・・・また訪れてみたい。

【おまけ】
Virgin TrainのTV CM

英国のCMがYoutubeで見られる。(⇒下記画像をクリック)
この他にも色々あるので、興味がある方は検索を。

その1 Fly Virgin Train (2013)              その2  ABC 'Look of Love' (2009)
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最新の洒落たCM。さすが英国。                          ちょっと気恥ずかしいが、懐かしい曲に乗せて。

2013.7月 イギリス鉄道紀行(その1:ロンドンのターミナル駅とステーションホテル)

 鉄道発祥の地イギリスへ行き、ヨーロッパの雰囲気が漂うターミナル駅、地下鉄、特急列車を是非味わってみたいと思っていたが、念願かなって漸く実現した。今回はまずターミナル駅について。

1. Paddington Station
竣工:1854年、改修 1999年
デザイン: I. K. Brunel + M.D.Wyatt、N.Grimshaw
一口メモ:イングランド西部、ウェールズ南部方面行き+Heathrow Expressが発着
ロンドンで3番目に古いターミナル駅

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パディントン駅は古い建築だがコンコース上の構築物が少ない為見通しがよく、カマボコ屋根の内部空間をじっくりと見学できる。ヨーロッパに来たと感じる瞬間。
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(左)到着ホームのHeathrow Express (右)出発ホームの切符売場にて。今年で15周年、15分置きに出発、空港迄の所要時間15分、との事。
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ホームに並ぶ列車達。一番手前がHeathrow Express, 背景はFisrt Great Westernの列車たち。

2. King's Cross Station
竣工:1852年、改修 2010年~(現在も改修中)
デザイン: L. Cubitt
一口メモ:イングランド北東、スコットランド東方面行き
隣接して国際列車が発着するSt.Pancrass Stationがあり、2つの駅で地下鉄King's Cross/St.Pancrass駅を共有

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(左)駅正面。下部はまだ改修工事中 (右)内部は2012年のロンドン・オリンピックに合わせモダンに生まれ変わった。
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昔の建物を生かしながら、モダンな雰囲気に生まれ変わっている。
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イングランド北東部行きの列車が発着する、下記あるホームの風景。

3. St.Pancrass Station
竣工:1867年(駅舎)、1874年(ホテル)
デザイン: W.H.Barlow(駅舎)G.G.Scott(ホテル)
一口メモ:国際列車(ユーロスター)+イングランド中部方面

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夕方のSt.Pancrass駅東側のタクシー乗り場風景。ユニオンジャックのタクシーがお洒落。
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St.Pancrass駅・東側入口。対面してKing's Cross駅がある。
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(左)ユーロスター乗り場はGF、ホームは1Fにある (右)1Fホームの案内板
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1Fユーロスターの発着ホームから南側、ホテル方面を眺める。カマボコ型の巨大なドームが見事。
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元々はSt.Pancrass駅構内のMidland Grand Hotelホテルが前身。Marriottにより買収され修復後 'St. Pancras Renaissance Hotel' として2011.5月にグランドオープンした。
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(左)天井の鉄骨など当時の面影が残るロビー。当時は駅に通じるタクシー乗降場だったらしい。太陽光が入り明るい雰囲気(右)1Fのバー・レストラン 'Booking Office'の外の席からはユーロスターの発着が眺められる
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(左)天井高は5m近くある客室 (右)1FのChambers客室の一部からはユーロスターの発着を見る事ができる
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(左)ホテルの最大の見せ場である中央階段Grand Staircase (右)中央階段上層部を望む
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(左)螺旋階段を下から見下ろす (左)1F客室への廊下。左側にはロビー、右側は正面玄関が眺められる 

その他
現在、ロンドンでターミナル駅と称されるのは18ある。今回全て訪れる事はできなかったが、この他にも幾つか見る(通過する?)事はできたので、写真だけでもご紹介を。

4. Euston Station
1837年、ロンドンで2番目に古いターミナル。イングランド北西部、スコットランド西海岸、北ウェールズ行が発着。
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5. Charing Cross Station
1864年竣工。イングランド南東方面近距離列車が発着する小さなターミナル駅。
トラファルガー広場の近く。

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6. London Bridge Station
1836年、ロンドン最古のターミナル駅。
イングランド南部・南東部・北西部行き列車及びGatwick Expressが発着。

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7. Liverpool Street Station

1874年竣工。イングランド東部方面行き列車が発着。
1990年代末期に大改装を行い、モダンなビルに生まれ変わった。

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【ひとこと】
・ヨーロッパの都市では、複数のターミナル駅が市街地を取り囲むような形で建っている。鉄道が開業した頃、既に中央部には建物がびっしりと並んでおり、線路を割り込ませる事ができなかった為である。
・ロンドンはイギリスにおける鉄道網の中心なだけに、壮麗なゴシック様式の建物等、特徴的な駅が多くみられ、それらを巡るのは鉄道ファンには堪えられない。
・特に今回訪れたSt.Pancrass駅は、昔の老朽化した建物を長い年月と多大な費用をかけて復元したホテルが併設されており、一度は宿泊してみたかった。
・部屋は新館のBarlowと、旧館のChambersに分かれ、部屋から国際列車のホームが眺められるのは、Chambersの1Fのごく一部に限定されているので、予約時に「トレイン・ビューの部屋」と指定する事が必要。今回は運よくリクエストを叶えてもらう事ができた。パブリックスペースだけでも見応えがあるホテルなので、興味がある方は是非。
プロフィール

Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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