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2012.2月台湾鉄道紀行(その1)~彰化扇形機関庫と台湾の鉄道ファン

台湾に日本統治時代から活躍していた蒸気機関車が保存されているのは知っていたが、場所を調べてみると、台中に近い「彰化」にあり、しかも台湾で唯一扇形機関庫が残されているという。

実は、5年前に鉄道で台湾を一周旅行した時に彰化駅で下車し駅舎までは撮影したのだが、機関庫の存在は知らなかった。今回漸く再訪の機会を得て訪れた次第。

1.彰化への行き方
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(左)台北から高鐵(台湾の新幹線)に乗車し約1時間で台中に到着
(右)高鐵台中駅は空港のように巨大なターミナル


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(左)高鐵台中駅は台中の中心地から離れているが、在来線の新烏日駅と直結しており不便はない 
(右)新烏日駅から普通列車で2駅、約10分で彰化駅に到着


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(左)彰化駅から機関庫迄は徒歩約10分。駅のInformation Centerのお姉さんが親切に行き方を教えてくれた
(右)まずは入口で登録をする。入場料無料とは太っ腹!

2.彰化機関庫の内部
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機関庫の裏側から参観路を回ると、いきなり蒸気機関車がお出迎え。左からCK101, CK124、DT668の3台が動態保存されている。但し運行は不定期で、この日は機関車に火は入っていなかった。

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(左)CK124は日本のC12と同型で、日本統治時代1936年・日本車両製。1979年に廃車されたが2001年に復活。台湾鐵路管理局の各線で、イベント列車の牽引に活躍している。例えばこんな記事も。
(右)CK101は1917年・汽車製造会社製。1974年廃車されたが1998年にCK124より一足先に復活。汽車会社は川崎重工に吸収合併されているので台湾新幹線700T型の大先輩にあたる。尚、日本の国鉄には該当する型式はない。

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(左)DT668は1941年・川崎車両製のD51。1972年廃車されたが、中華民国100年を記念し2011年に動態復活。
その時の新聞記事は
こちら。旧正月直後で赤いリボンが飾られた機関車の前で子供達がポーズをとっていた。
(右)展望台にて。カップル・家族連れが多く、日本で見かける「鉄オタ」風な輩は少なくのどかな雰囲気。



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展望台から回転台を見おろす。回転台の中に入って自由気ままに写真撮影も可能。台湾は大らかなのである。

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(左)機関庫の裏に回るとこんな風景も見られる(これは窓から撮影したもので、内部は立入禁止)
(右)脇には検査用の車両
が並んでいた

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(左)回転台から眺める扇形機関庫。右奥に設置されているのが展望台で、日曜日の昼下がりに気軽なレジャーを楽しむ家族連れで賑わっていた (右)蒸気機関車3台の他はディーゼル機関車が並ぶ

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機関車の前で記念撮影しているカップルと親子連れ。カメラは一眼レフの比率高し。

3.台湾の鉄道ファン
「鉄道ファン」の人口に関して言えば、アジアでは日本が断トツと思われるが、それに次ぐのが台湾だと思う。中国や東南アジアで鉄道写真撮影をしていると「何で こんなものを好きこのんで撮ってるんだ・・・」という顔で見られるし、韓国でも鉄道は軍事上重要な位置を占めており写真撮影が自由にできないせいか、鉄道ファンも少ないようだ。

そもそも鉄道ファンの数と国民性には深い相関関係がある気がする。例えば中国の蒸気機関車を撮影に来ているのは、欧米人だとイギリス人やドイツ人が多く、フランス人やイタリア人はあまり見た事がない。やはりラテン系の男性は鉄道より女性を追っかけているのが似合うのかもしれない(失礼・・・・言い過ぎました。あくまでもイメージです)

さて台湾の話に戻るが、台湾では鉄道を趣味とする層が確実に増えてきている。1987年迄戒厳令が施行されていたため、鉄道施設・車両に対する撮影に制限があったが、近年徐々にファンが増加し、特に台湾高鐵(台湾新幹線)の開通後は加速しているらしい。鉄道研究会がある大学も出てきた他、1995年には鉄道愛好者の団体である「鉄道文化協会」が結成され、鉄道趣味雑誌も発行されている。(Facebookページはこちら。中国語だが日本人でも大体雰囲気はわかるし、写真を見ているだけでも楽しい。)

ちなみに台湾では鉄道ファンの事を「鐡道迷」というらしい。日本の「鉄オタ」風は少ないが、家族連れやカップルが純粋に鉄道に乗るのを楽しみ、写真を熱心に撮影する姿を見ると共感を覚える。日本人にも気軽に接してくれ、親切に教えてくれるのは嬉しい。

【ひとこと】
・彰化迄は、台北から高鐵を使用して片道約1時間半で到着できるので、機関庫だけなら十分日帰り可能。
・しかしこの近くには古都「鹿港」がある他、人気のローカル線「集集線」(詳しくはこちら)、屈指の観光地「日月潭」こちら)もある。ここまで来たなら宿泊し、のんびり回るのがお勧め。いずれも近日中にブログで紹介します。
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プロフィール

Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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