2017.3月 マレーシア・キナバル登山とサバ州立鉄道
東南アジア最高峰のキナバル山は標高4,095m。技術的には難しくないが、登山口から標高差が2,300mあるほか、高山病に注意する必要がある。そしてベースとなるボルネオ島最大の街、コタキナバルにはサバ州立鉄道が走っており、かねてから行きたいと思っていたが、今回ようやく実現した。
1.キナバル登山

行程は登山口で一泊、山中の山小屋で一泊。片道10km、往復20kmを2日かけて歩く。

(左)山小屋の二段ベッド。シャワーもあって快適 (右)食事はビュッフェで好きなものを選ぶ

山小屋の標高は約3,250m。高山病に注意が必要で水分を大量に摂取するのが有効。

South Peak付近の花崗岩スラブを歩く
(左)麓で見たラフレシアの花 (右)途中でチェックポイントがあり、遅い時間だと先に進む事ができない
(左)山小屋を2:30に出発、約3時間で山頂に到着し日の出を眺める (右)朝の山頂。この日は快晴!

頂上からSouth Peakを望む。入山許可が必要で一日の登山者数は山小屋に宿泊できる約200名程度に制限されており、富士山のように大混雑という事はない。
2.コタキナバルの街歩きとビーチ

コタキナバル中心部の市場にて。フルーツが安く楽しめる
スピードボートで約10分、美しいビーチがあるサパ島のビーチでのんびり過ごす
コタキナバル(Kota Kinabaru)は、KKと呼ばれる
3.サバ州立鉄道

サバ州立鉄道はボルネオ島唯一の鉄道路線である。コタキナバルのタンジュン・アル(Tanjung Aru)とテノム(Tenom)を結ぶ線路を旅客列車と貨物列車が運行している。

(左)途中駅のBeaufortにて (右)Beaufort・Tenom間の客車風景。座席のない車両もあり、大きな荷物を持ち込む事ができ、乗客はこうして地べたに座る
牽引するのは日立製作所のディーゼル機関車。1968年製造。

窓は勿論、ドアも開け放して走る、なかなかワイルドな鉄道

(左)終点のTenom駅。Kota KInabaruからは約140km離れている (右)観光列車も週二回運行される
かつて名鉄で活躍していた特急北アルプスの車両も活躍しているのがうれしい
【ひとこと】
・コタキナバルへはマレーシア航空の直行便が週2回あり、約5~6時間で到着できる。価格重視の場合はクアラルンプール、ソウル、台北、香港経由でLCC(エアアジア、エアソウル等)もあり。今回は行きはソウル経由、帰りは香港経由で往復した。
・キナバル登山は1泊2日のツアーが多いが、今回のようには2泊3日だと余裕がある。入山許可が必要で一日200人程度なので混雑する時期は早めの手配が肝心。
・サバ州立鉄道は運行本数は少ない上、全区間通して運転する列車はない。ジャングルの中を走るワイルドな列車はKKから離れたBeaufort~Tenom間なので、折角行くならこの区間の乗車がお勧め。尚、KK・Tenom間はバスも走っておりスピードも列車より早い為、有効活用すればKKからの日帰りも可能。
1.キナバル登山

行程は登山口で一泊、山中の山小屋で一泊。片道10km、往復20kmを2日かけて歩く。


(左)山小屋の二段ベッド。シャワーもあって快適 (右)食事はビュッフェで好きなものを選ぶ

山小屋の標高は約3,250m。高山病に注意が必要で水分を大量に摂取するのが有効。

South Peak付近の花崗岩スラブを歩く


(左)麓で見たラフレシアの花 (右)途中でチェックポイントがあり、遅い時間だと先に進む事ができない


(左)山小屋を2:30に出発、約3時間で山頂に到着し日の出を眺める (右)朝の山頂。この日は快晴!

頂上からSouth Peakを望む。入山許可が必要で一日の登山者数は山小屋に宿泊できる約200名程度に制限されており、富士山のように大混雑という事はない。
2.コタキナバルの街歩きとビーチ


コタキナバル中心部の市場にて。フルーツが安く楽しめる

スピードボートで約10分、美しいビーチがあるサパ島のビーチでのんびり過ごす


コタキナバル(Kota Kinabaru)は、KKと呼ばれる
3.サバ州立鉄道

サバ州立鉄道はボルネオ島唯一の鉄道路線である。コタキナバルのタンジュン・アル(Tanjung Aru)とテノム(Tenom)を結ぶ線路を旅客列車と貨物列車が運行している。


(左)途中駅のBeaufortにて (右)Beaufort・Tenom間の客車風景。座席のない車両もあり、大きな荷物を持ち込む事ができ、乗客はこうして地べたに座る

牽引するのは日立製作所のディーゼル機関車。1968年製造。

窓は勿論、ドアも開け放して走る、なかなかワイルドな鉄道


(左)終点のTenom駅。Kota KInabaruからは約140km離れている (右)観光列車も週二回運行される

かつて名鉄で活躍していた特急北アルプスの車両も活躍しているのがうれしい
【ひとこと】
・コタキナバルへはマレーシア航空の直行便が週2回あり、約5~6時間で到着できる。価格重視の場合はクアラルンプール、ソウル、台北、香港経由でLCC(エアアジア、エアソウル等)もあり。今回は行きはソウル経由、帰りは香港経由で往復した。
・キナバル登山は1泊2日のツアーが多いが、今回のようには2泊3日だと余裕がある。入山許可が必要で一日200人程度なので混雑する時期は早めの手配が肝心。
・サバ州立鉄道は運行本数は少ない上、全区間通して運転する列車はない。ジャングルの中を走るワイルドな列車はKKから離れたBeaufort~Tenom間なので、折角行くならこの区間の乗車がお勧め。尚、KK・Tenom間はバスも走っておりスピードも列車より早い為、有効活用すればKKからの日帰りも可能。
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