ミャンマー鉄道省にJR西日本が車両を譲渡

ミャンマーが昨年から民主化に舵を切り始めたことで、世界中の注目を集めているのはご承知の通り。やや出遅れ感のあった日本勢の進出機運も高まっており、枝野経済産業相が日本企業を引き連れて訪問したとか、商社が駐在員を増員する、銀行が一旦閉鎖した駐在員事務所を再び開設する、等の記事が新聞を賑わしている。

そんな中、「JR西日本がキハ181系をミャンマー鉄道省に譲渡」という小さな記事が・・・これは鉄道ファンにとって見過ごす訳にはいかない。

ミャンマーの鉄道は整備状況が良くない為、区間によっては揺れが半端でないとの事。譲渡されたキハ181系にとって、第二の人生(?)の舞台としては苦労が多いだろうが、元気で活躍してほしいものだ。

ついでに今回はミャンマーの話題を。10年ほど前、バンコク駐在中に週末を利用して訪れた、ミャンマー最大の都市、2006年迄首都であったヤンゴンと、世界三大仏教遺跡の一つといわれるバガンをご紹介する。

1.Yangon
ヤンゴンへはバンコクから1時間強のフライト。タイ航空、ミャンマー航空等が毎日運航している。街には並木道等緑が多い他、戦前の建物等イギリス植民地時代の面影が今も色濃く残っている。
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ミャンマーで最も信仰を集める 「シュエダゴン・パゴダ」にある仏像。ユーモラスな表情のものが多い。

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(左)シュエダゴン・パゴダに佇む僧侶 (右)正装の家族が記念写真撮影中だったので、横から撮らせてもらった

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(左)パゴダの外にいた花売り。気さくに撮影に応じてくれた (右)市場にあるトマトとニガウリ。色が鮮やか!

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ヤンゴン中心部、神奈中バス横浜市営バスが並んでいる不思議な風景。塗装はそのままで、行先表示には'AIR CON'と大々的に表示されエアコン車両である事を強調している。「ワンマン出入口」、「共通カード対応車」の表示もそのまま。

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(左)こちらは名古屋市営バス。正面に「八」のエンブレムがある。中古とは言えまだ新しそうだが・・・・
(右)現地のバス・・・何十年使用しているのだろうか。それにしても可愛い!

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(左)街角で紅茶を楽しむ人々。屋台は低いテーブルと椅子が主体。日本人に似た顔立ちも多く親近感が湧く。
(右)ソムオー(柑橘類)売り。皮を帽子のように載せた少年・・・愛嬌があるので思わず撮らせてもらった。 

2.Bagan
バガンは世界三大仏教遺跡の一つ。(あと二つはインドネシアのボロブドゥール、カンボジアのアンコールワット)で、世界遺産申請中で、近い将来の選定が有力視されていると言う。バガン迄はヤンゴンから飛行機で1時間程のフライト。バスだと10-12時間、鉄道だとそれ以上かかる。
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(左)バガンの空港。バスターミナルのように簡素な設備。
(右)国内線はエア・マンダレー(サイトはこちら)等が就航。保有はATR社のプロペラ3機。

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バガン遺跡。大地に2000を超えるパゴダ、寺院が点在する風景は圧巻

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観光は自転車、馬車、牛車を使う手もあるが、とにかく広いし暑いので効率的に回るには現地のガイドを依頼した方が無難だろう。ホテルもゲストハウスからリゾートホテル迄選択肢は広い。

【ひとこと】
 ・ミャンマーに関する日本の報道は、軍事国家という政治的なものが主体で、しかも2007年に日本人カメラマンがヤンゴンのデモ取材中に射殺されたショッキングな事件もあり、「危ない国」というイメージが先行してしまっている。しかし実際にミャンマーに暮らす人々は小乗仏教を信じる温厚な人々であり、旅行者にとってアジアで最も安全な国の一つである事は一般にはあまり知られていない。

・ヤンゴン市内には中古の日本車が多く、第二の人生を歩む日本の中古バスが溢れている。また鉄道も日本から譲渡された車両が多数活躍しているらしい。ミャンマー現地情報「ヤンゴンナウ」の鉄道関連のサイト(*)はこちらをご参照。

(*)このサイトには、日本からの譲渡車両や、環状線写真撮影についても触れられている。例えば「環状線における日本形の主力車は、元・名鉄のキハ31・32である」 とか「通常の列車でも、機関車の次に軍の専用車両(セキュリティ車、車掌車など含む)が連結されていることがあり、無用のトラブル防止のため絶対に撮影しないほうがいい」とか、気になる記事が満載。

親日的で日本人にとっても非常に居心地が良いので、機会があれば是非ミャンマー旅行を体験してほしい。

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Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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