復原された東京駅丸の内駅舎を探索する

東京駅丸の内駅舎が復原して約2ヶ月が経過しようとしている。利用客は3割以上増加したというし、ドームの下は天井を見上げる人、写真を撮る人で連日大いに賑わっている。百年前にこんな立派な建物ができていた事が驚きだし、これを壊さずに営業を続けながら耐震補強等を施した日本の技術も凄い。(詳しくはこちらへ)

さて、折角なので外から見るだけでなく、内部をじっくり見るためには東京ステーションホテルに宿泊するのが一番。鉄道を愛する者として宿泊したいと昔から思っており、開業前から予約を入れ、今般宿泊する機会を得たのでそのご報告を。
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1.東京ステーションギャラリー
(丸の内北口改札のすぐ横)
ステーションホテルのレストラン・宴会場は南口にあるが、北口にはステーションギャラリーがある。創設当時の煉瓦に囲まれたスペースでは、現在「始発電車を待ちながら」という、鉄道に関する現代アートが展示されており、リニューアル記念料金500円で入場する事ができる。
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展示スペースは撮影禁止なので、残念ながら写真は階段部分のみ。
(ステーションギャラリーの詳細は、下の画像をクリック願います)
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ギャラリーの外にはショップ「TRAINART」があり、鉄道・旅行関係のお洒落なグッズが並んでいる。東京駅のモデルとなったとも言われ(確かに似ているがこの俗説は否定されている)、姉妹駅の提携をしているアムステルダム駅のマグカップ等もあり、若干高価ではあるが見ているだけでも楽しい。
(詳細は下の画像をクリック願います)
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2.TORAYA TOKYO
(カフェ、南口ドーム2F、東京ステーションホテル内)
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六本木ヒルズ、表参道ヒルズにある「TORAYA CAFE」よりもメニューは豊富。スペースも広いが、昼は女性客で大混雑、1時間待ちは珍しくないそう。しかし夜は比較的空いているので、ゆっくり楽しむのであれば夜がお勧め。
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(左)旧駅舎の煉瓦を眺めながらゆったりとした時間を (右)「吹寄せ御飯」。飲み物・デザートとセットで2千円弱と、全体的にやや高めの値段設定だが、場所代を考えると妥当か。 (詳しい情報はこちらへ)
 
3.Camellia
(バー&カフェ、南口ドーム2F 東京ステーションホテル内)
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カウンターから眺める景色。窓のブラインドから見えるのは、最近リノベーションされた東京中央郵便局
休館前のカメリアの象徴であった「STATION HOTEL」の切り文字が渋い。
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(左)カクテル「東京駅」は煉瓦の色をイメージ (右)名物ビーフシチューも味わえる。
ちなみに、再開前のバー「カメリア」の名バーテンダー杉本氏がいるのは、もう一軒のバー「オーク」で、こちらも連日混雑しているそう。レストラン・バーの詳細はこちらをクリック

4.東京ステーションホテル
新生・東京ステーションホテルは、歴史的建造物の改修で評価の高い英国のデザイン会社Richmond International Ltd.を起用。歴史的な良さを継承しつつ、モダンで実用的な空間を実現している。
(1)エントランス

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(左)南口にあるエントランス (右)駅の中央にある「宿泊者専用出入口」
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(左)宿泊者専用出入口はルームキー(カード)で入る事ができる (右)入口には昔のヨーロッパの地図が。

(2)客室廊下
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(左)廊下には東京駅・鉄道に係わる絵・写真・資料がふんだんに飾られ、鉄道博物館さながら。これは「つばめ」の展望車の写真 (右)3階からアトリウムへの階段
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松本清張が宿泊していた部屋があった場所には、「点と線」にまつわる1957年の時刻表が
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(左)「点と線」が掲載された旅行雑誌「旅」 (左)戦前の鐡道省ポスター「一枚の切符でヨーロッパへ」

(3)客室(ドームサイド)
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今回宿泊したのは、窓からドームが眺められる部屋。改札口を出る人々を眺めながら部屋で寛ぐのは不思議な感覚。
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(左)ドームサイドは南北の丸屋根ドームに沿ってレイアウトされたユニークな客室。天井高が約4mと高い。
(中)ステーショナリーの中には封筒・便箋の他、現在のステーションホテルと、昔のTokyo Railway Hotelのステッカーの復刻版(!)が一枚ずつ入っており、鉄道ファンには涙モノ。 (右)快適なソファ
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(左)蛇口はイタリアのZucchetti製 (右)石鹸・シャンプーは英国、Gilchrist & Soames
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(左)コーヒーはステーションホテル特注品 (右)体重計もお洒落

(4)アトリウム
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朝食用レストラン「The Atrium」。宿泊客しか利用できない贅沢な空間。ビュッフェは個別だと高い(3,600円!)ので、朝食込みのプランがお勧め。有機栽培、無農薬野菜のサラダ、パティシエ特製ジャム、フルーツコンポートを始め、和牛のしゃぶしゃぶ等もあり、贅沢な空間で味わうにふさわしい朝食だった。

【ひとこと】
・東京ステーションホテルは開業以来非常に人気があるようで、土日は勿論平日も希望するタイプの部屋は結構予約が取りにくいようだ。しかし、廊下にある鉄道関係の写真・絵は鉄道ファンのみならずとも楽しいし、駅の中に泊まるという非日常の体験を味わえるのはこのホテルならではの魅力であろう。
遮音が徹底されており、喧騒の東京駅の中にいるとは思えない程の静けさ。客室からも外の音は殆ど聞こえないのは驚いた。
・ホテルのスタッフは、廊下ですれ違う時にもわざわざ立ち止まって挨拶するなど礼儀正しくフレンドリーで、非常に好印象だった事を付け加えておきたい。

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Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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