エアアジアの本拠地・LCTT(クアラルンプール格安航空専用ターミナル)体験レポート

クアラルンプールのLCCT (Low Cost Carrier Terminal)とは、エア・アジアを主とした格安航空会社専用ターミナルの事。KLIA(Kuala Lumpur International Airport)のメインターミナルから20キロ、約32億円の総工費をかけて造られたLCCTは、格安航空会社のビジネスモデルに合わせた最低限の施設として、コスト・効率性を最優先としたシンプルな構造となっている。

現在、日本からは羽田と関空からAir Asia X (Air Asiaの長距離国際線ブランド)
が就航しており、最近(2012.11月)東南アジアに出かけた時の写真を紹介する。

1.国内線(AK6307, Langkawi 11:25---Kuala Lumpur 12:30)
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出発はマレー半島西岸にあるランカウイ空港。クアラルンプール(以下KL)行は11:25発。国内線で、既にWebでチェックインは済ませてあり、荷物を預けるだけなので1時間15分前に到着。

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これは搭乗券に記された空港での注意事項。この便は11:25出発であるが、出発20分前にゲートが、45分前にカウンターが閉まる

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(左)ランカウイ空港のAir Asiaカウンターは3つ。KL便出発1時間前とあって、どのカウンターも7-8人並んでいる。荷物重量が超過し追加料金の支払をしたり、係員に質問をしている乗客がいてなかなか前に進まない。搭乗券に示された「出発45分前」の締切時刻が刻々と近づき焦るが、何とか滑り込みセーフ。やはりLCCは時間に余裕を持つ事が鉄則と感じた。(右)KLからの便は11:00頃到着。前後2か所のタラップから乗客が降り始め11:10頃降機完了。すぐに折り返しの搭乗が始まり、ドアが閉まったのが出発5分前の11:20。さすが時間厳守のLCC。
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(左)この日搭乗した機体9M-AQOは2012/11月登録され運用開始されたばかり。機内は新車の匂いが(笑)
(右)テーブルの裏の広告用のスペースはまだ白いまま。
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(左)乗客は外国人・マレーシア人が半々くらい?ほぼ満席だった。
(右)Airbus A320-200の「安全のしおり」。TVモニターがないので、CAが救命胴衣の説明を必ず行っている。

2.KL-LCCTでの乗継

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ランカウイ・KLの飛行時間は約1時間。定時にKL LCCTに到着。タラップを降り、歩いて到着口へ向かう。
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(左)徒歩3分程で荷物受取口に到着。この日は好天だったが、スコールの時は大変だろうなあ。
(右)荷物受取スペースも狭く、ご覧の通りの混雑。特に支障はなかったが・・・
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(左)あまりお世話になりたくないLost and Found  (右)到着ターミナルを出て乗継の為出発ターミナルへ向かう
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ずらりと並んだ国内線の搭乗手続カウンター(R1-R70)。国際線は 左(S1-S48)に向かう。体育館のような質素な内装に注目。
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(左)こちらがAir Asia Xのカウンター。遠距離用のブランドで、日本・オーストラリア便を取り扱う。メルボルン行き13:20の後が羽田行き14:45で混雑はなく、待ち時間なしで荷物受付完了。 (右)パク・チソンが韓国便の宣伝
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(左)こちらはAir Asia国際線カウンター。シンガポール、タイ、インドネシア等へ向かう乗客でごった返していた
(右)一歩外に出るとマクドナルド、コンビニ等があり買物・食事には困らない。但し設備は質素で巨大なバスターミナルのよう。
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見よ、この出発スケジュール!マレーシア国内・アジア各地に向け次々と離陸するスケジュールは圧巻。苦戦するマレーシア航空を横目に業績を伸ばすAir Asiaの姿を顕著に表している。

3.国際線(Air Asia X- D7522, KL 14:45---Haneda 23:00)
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(右)国際線も当然のように徒歩で搭乗口に向かう。驚いたのは到着・出発の動線が遮断されておらず、ゲートを出てタラップに向かう途中、他の飛行機から降りてきた乗客とすれ違った事。出国手続をしていない乗客が乗込む可能性もあると思うのだが・・・いいのか? (右)この日搭乗した機材は9M-XXF, 2010/7月登録。尚、空港には写真撮影禁止のステッカーが貼ってあったが、国内線は比較的寛容で写真撮影は問題なかった。しかし国際線は厳しく、カメラを向けると係員に笛を鳴らされ注意を受けたので、外観写真はこの1枚のみ。
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(左)AirbusA330-300のシート配列は3x3x3、革張り。遠距離用なのでシートピッチはA320より広い。(右)Air Asia名物、派手なメークのCA。さすがにカメラを向けると怒られそうだったので、機内誌の撮影で我慢。
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機内食はラザニア(ベジタリアン用)と、Nasi LamakをWebで事前にチョイス。左の写真の通り、事前予約済分には、'Prebook Meal, Not for Sale'のシールが貼ってあり、搭乗券に印刷されたバーコードで確認後受取る仕組。ペットボトルの水がついて約350円と格安で、これなら合格点だと思う。
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(左)レシートのような搭乗券 (右)今回はEmpty Seat Option (ESo)を利用。これは、空席がある場合に追加料金を払い、3人分のシートを2人、或いは1人で使用できるという仕組。約1,000円程の追加で空席が利用できるので、長距離のフライトには便利。
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【ひとこと】
LCCは従来の空の旅の常識を変えると言われている。確かに従来の航空会社では、食べたくもない機内食に金を払い、座席の位置、荷物の重量に拘わらず払う金額は同じであったが、LCCは座席指定、手荷物がなければより安価で利用する事が可能であり、機内食もメニューが選べるのは有難い。詳しくは下記「今回の費用」ご参照。
・Air Asia Xのこの路線は、往路が深夜羽田発・早朝KL着、復路が14時台にKL発・23時羽田着と、非常に効率なスケジュールで利用価値が高い。週末弾丸海外旅行にも最適!
・例えば、金曜夜に一旦自宅に帰って羽田から一眠りし翌朝にはKL着。現地で1泊し日曜深夜帰宅、月曜日に出勤すれば、会社を休まずに東南アジアを楽しむ事も可能なので、興味のある方はトライしてみては?
・但し、機内に個人用TVは勿論、毛布・枕はなく、手荷物・座席指定もオプションで有料。空港・フライトによってサービスにばらつきがあるのは覚悟する必要あり。オプション込の値段で比較し、それ程大きな差がないようであれば、従来の航空会社の方が安心感はある。しかし、いずれにしろ旅の選択肢が広がったのは大歓迎である。



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Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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