Day3: 日本統治時代にできた駅舎巡り(新竹駅、追分駅他)

今回の台湾週末弾丸旅行の最終日は、日本統治時代にできた90~100年の歴史ある駅舎を訪ねた。高鐵(台湾新幹線)を利用し、帰国便出発ギリギリまで時間を有効活用した第3日目の記録を。

1.新竹駅へ移動(台北→高鐵新竹→台鉄新竹)
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(左)台北発8:36→高鐵新竹9:10に乗車。9~11号車が自由席で日曜朝の下り列車で乗車率は2割程度。
(右)このTR28編成は川崎重工製。他に日立製作所製、日本車輛製造製がある。R0016962 - コピー
あっという間に高鐵新竹駅に到着。台湾のシリコンバレーと呼ばれる新竹の新しい玄関口だけあり、空港のターミナルのようなモダンな空間。
R0016967 - コピー  R0016969 - コピー(左)(右)台鉄(在来線)の新竹駅とは離れているが、高鐵開通後に完成した「六家線」で連絡している。停車駅で5つ目、約20分の旅。
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高鐵新竹駅から六家駅への連絡通路。両側のガラスには竹の模様が描かれていた。
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10時過ぎに新竹駅に到着。堂々とした駅舎を背景に東部幹線の列車が発着する。
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(左)風格ある新竹駅のホーム。駅名表示もレトロ (右)跨線橋には新竹駅の歴史が展示されている。落成は1913年(大正2年)という事は、東京駅丸の内駅舎の1年前完成という事になる。
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改札口での一コマ・・・・昭和時代の日本の駅のようだ。奥には寿司の売店があり結構繁盛していた。
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 (左)堂々とした柱 (右)正面からの眺め。新竹駅は1998年に古跡の指定を受け、竣工時の姿に戻すという作業が行われた。現在台湾では保存対象となっている駅舎・鉄道施設は少なくないがここはその先駆け。
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駅の内部はそれ程大きくはない。自動販売機と有人の窓口が並んでいる。
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駅の左側には日本でも見かけなくなった行李房(荷物預かり)が。ご覧の通り日本建築の歴史ある建物。
 
2.海線の木造駅舎
基隆・台北・高雄を結ぶ縦貫鉄道は、日本統治時代に完成した台湾の大動脈であるが、新竹の先にある竹南と彰化の間で「海線」と「山線」に分かれる。海線は蒸気機関車が主力だった時代、勾配を避ける為に新設された路線であるが、沿線には大きな都市はない。一方山線は台湾の第三の都市である台中を擁する為、現在は殆どの優等列車は山線経由となり、海線は寂れてしまった。
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しかし海線には日本統治時代に建てられた日本式の木造駅舎が幾つか残っている。一時間に各駅停車が1本程度しか走らないローカル線であるが、ひっそりと佇むこれらの駅を巡るのも楽しいものである。(右)は3両編成、のどかな車内風景。対面式でなくロングシートなのが惜しい。

(1)大山駅
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昼前に大山駅に到着。下車したのは3人だけ。海線が開通したのは1922(大正11)年であり、駅舎はその時に設置されたもので90年が経過している。
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県の歴史建築物に指定されている有人駅で、保存状態は良い。
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 (左)自動販売機はなく有人の窓口が一つのみ (右)ホーム側から眺めた駅舎。清潔に保たれている。

(2)談文駅
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次に訪れたのは談文駅。無人駅の為か、残念ながら保存状態は大山駅に比べると良くない。
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(左)駅ホーム・ベンチの落書き (右)円型の採光窓がアクセントとなっている。外壁のペンキは剥がれているが・・・

(3)追分駅
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(左)最後に訪れた追分駅は、山線と海線が分かれる彰化の一つ隣の駅。高鐵台中駅にも近い。
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ホームから見た追分駅舎。植木が至る所に置かれ大切に保存されているのがわかる。丁度日曜日で、台湾の鉄オタ風男子のみならず、女子高校生の集団、熟年夫婦、更に若い女性グループが三脚と一眼レフ持参で線路に降りて撮影する等、日本とは一味違った台湾の鉄活動を見る事ができた。
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(左)記念撮影用のボード (右)正面から眺めた駅舎
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駅舎にはひっきりなしに訪れる台湾の鉄道ファンが、切符を買ったりスタンプを押したり思い思いに過ごしていた。

【ひとこと】
・今回訪れた駅舎は完成後90~100年が経過しているが、歴史建造物等に指定され大切に保存されている。

・台湾の鉄道は日本統治時代に整備された事もあり、日本のシステムと似ているので中国語が話せなくてもそれ程不自由な事はなく、海外乗り鉄初心者にも最適。外国でありながら日本の昭和時代の雰囲気に驚かされたり、和む事も多い

・ちなみに、今回の旅行は片倉佳史氏の「台湾に残る日本鉄道遺産」(こちら)を読み実現したもの。読むだけでも興味深いので、こちらも是非。

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Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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