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LCC+青春18きっぷで北海道へ(Day1:初日から3つの試練~留萌本線)

かつて北海道へのアクセスは、鉄道と青函連絡船で一日がかり。それでも北海道の持つ魅力に惹かれ、ある時は蒸気機関車を追い、ある時は登山、スキー、流氷、湿原・・・学生時代を中心に通算で10回は訪れた。

飛行機を使えば土日で旅行する事も可能だが、安い時でも往復3万円、ピーク時は5万円を超える為、度々行けるものではない。しかしLCCが日本の空を変えた今、かなり手軽に行く事ができるようになった。

3月のある日、Jetstarが大分就航を記念にセールをやっているという情報を聞き、HPを見ていると金曜早朝の札幌便が2,890円という信じられない値段が・・・・ 日曜の復路便も6,890円で、往復1万円未満で北海道旅行ができる!

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問題は成田空港の出発が6:05という事。30分前にチェックインが締め切られる為、5:30迄に到着する為には、前泊か深夜バスしかない。

それでも、久々に北海道の鉄道に乗ってみたくなった。ちょうど青春18きっぷの春の利用期間。LCCと青春18きっぷを組み合わせれば、格安で北海道・乗り鉄旅行が楽しめる。この値段であれば行くしかないだろう・・・こうして4月の北海道旅行が急遽実現。だが予想された通り、LCCと北海道鉄路の旅は、全てスムーズに事が進む訳はなく、初日から試練の連続であった。

Day1: Jetstarで新千歳へ~留萌本線の秘境駅と単行列車
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まず第一の試練。朝5:15、成田第二ターミナルのJetstarチェックインカウンターに到着し、自宅でWeb Check-in済の搭乗券を係員に見せると、初便(6:05)が欠航で第二便(7:10)に変更との事。これでは新千歳空港から乗車予定の列車に乗れず、留萌本線の列車にも間に合わない可能性、早くも嫌な予感が・・・
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(左)搭乗券は例の如くレシートのようなペラペラの紙。 (右)成田空港では沖止めの為バスに乗りタラップから乗り込む。ちなみに新千歳空港はボーディングブリッジ利用。
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(左)Startar Plusで500円分のバウチャーがついていた為、ピザ風のスナックと飲み物を頼む。
(右)新千歳空港には定刻より15分程度早く、8:45分には到着。JRで札幌へ向かう。
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青春18きっぷをフル活用する為各停で移動したいのだが、時間がないので札幌から止むを得ず10:00発の特急「スーパーカムイ11号」乗車。しかし、発車直後に信号機故障で隣の苗穂駅で30分停車。時刻表では深川着到着11:02、接続する留萌本線は11:08発なので30分遅れでは当然間に合わない。留萌本線の次の列車は13:23・・・計画が大幅に狂ってしまうという、第二の試練(汗)
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11:08の留萌本線は殆ど諦めていたが、深川到着直前、「スーパーカムイの接続を待って発車する」というアナウンスがあり、胸をなでおろす。スーパーカムイから降りた10人程の客を乗せ、計20名程度で発車。
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(左)ディーゼルカー、キハ54の車内。地元の乗客、旅行者が半々。「いかにも鉄道マニア風」乗客がいなかったのは意外。金曜日だからか? (右)ドアのステッカーには英語・中国語の表示が。北海道のローカル線には、台湾・中国からの個人旅行客も多い事がわかる。
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30分程乗車し、まずは秘境駅「峠下」へ。下車したのは当然1人だけ。駅の周りに人家もなく、秘境駅のの訪問を目的とした旅行者、鉄道ファンしかいないと思われる。ホームの足跡を見ても、ここ数日人が訪れた気配はない。
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峠下は深川・留萌のほぼ中間地点にあり、列車交換ができる、二面二線の駅。かつてはここで蒸気機関車が牽引する列車の交換が見られたかと思うと感慨深い。
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(左)ペンキが剥がれた駅舎に打ち付けられた建物財産標。昭和29年と刻まれていた。
(右)駅舎横の木造倉庫も味わい深い。
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(左)誰もいないひっそりとした峠下の駅舎正面。4月の暖かい晴天の下、思う存分秘境駅を味わう。列車間隔は2時間あり、時間を有効活用する為に12:40発の上り列車で次の目的地へ向かった。
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次に訪れた「恵比島駅」。ここは10年程前のNHK朝の連続テレビ小説「すずらん」の為に、昭和初期の木造駅舎が復元され、現在でも観光客が訪れるという。しかし冬は駅舎も施錠され、ひっそりとしている。ドラマに使われた「明日萌」と、本来の「えびしま」の駅名標が並ぶ、奇妙な風景。地元・沼田町の紹介記事はこちらへ。
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この辺は豪雪地帯で、4月になって雪融けが進んでいるが、駅舎廻りは雪に埋もれている。尚、右に見えるのが貨車を利用した本来の「恵比島」駅舎。
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(左)ドラマにも使用された旅館は、博物館となっている。冬季は閉鎖。あたりに人家はあるものの、鉄道を使うのは高校生と高齢者くらいか。 (右)バス停留所もこの通り雪に埋もれていた。
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恵比島駅13:46発の下り列車で増毛へ。車窓から眺めた留萌本線の味わいある駅舎の数々をどうぞ。 (左)藤山駅の木造駅舎 (右)貨車を利用した大和田駅
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(左)留萌を過ぎると、終点の増毛迄日本海沿いを走る。貨車利用の礼受駅 (右)増毛駅手前の車窓風景
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終点の増毛には14:47着。単行列車と終着駅・・・はるばる北海道に来た事を実感する光景。
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(左)車止めから眺めた風景  (右)キハ54-504は昭和61年新潟鉄工所製造、平成16年苗穂工場改造。
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(左)増毛駅の駅舎。無人駅ではあるが、土産物屋とそば屋(夏季のみ)がある。(右)駅前の食堂は、高倉健主演の映画「駅・Station」に使用された。店内には映画のパネルが飾られているらしいが、冬季は閉鎖。
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(左)さて、増毛駅で1時間程過ごした後、15:48の上り列車で深川へ戻る。留萌駅で10分程停車。
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(左)ひっそりとした深川駅。駅前でラーメンを食べたが、客は1人だけ。(右)各停を乗継札幌へ戻ろうとするが、ここでこの日3つ目の試練。乗車予定の列車が鹿と衝突し約30分遅れ、岩見沢駅で接続予定の列車に間に合わず・・・時間のロスを覚悟したが、札幌迄の乗客は追加料金なしで特急に乗れるという、JR北海道の粋な(?)計らい。到着したスーパーカムイに乗車し、お蔭で予定時間に札幌へ到着する事ができた。

【ひとこと】
・第一の試練(新千歳行き初便欠航)は、天気の影響は考えられず、Jetstar側の都合である可能性が濃厚。1時間の遅れではあるが、予定していた列車に乗れず。このあたりはLCC利用のリスクとして、覚悟しておかねばならないだろう。
・第二の試練(JR北海道の信号故障)には冷やりとさせられた。30分近く遅れ、結果的には留萌本線に接続したので事なきを得たが、もし接続しなかったら秘境駅に降りる事ができず、予定が大幅に狂うところであった。
・そして第三の試練(鹿との衝突)は、北海道ならではのアクシデント。これも特急にタダで乗れたので結果オーライだった。
・いずれにしろ、LCC利用によるリスク、北海道の鉄道遅延(単線区間が多く、遅れが影響しやすい)を十分考慮し、余裕を持った計画+臨機応変の対応が求められる。まあ、この辺りの対応を含め、旅行の面白さではあるのだが・・・


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Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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