バンコク中央駅の魅力とは

バンコクには3つの始発駅がある。

バンコク中央駅(フワランポーン駅):ターミナル駅であり、バンコクを発着するほぼすべての列車が発着。
トンブリー駅: 王宮地域のチャオプラヤー川対岸に位置する。南線のナムトク支線行きと、ごく一部の南線普通列車が発着。
ウォンウィエンヤイ駅: トンブリー駅と同じくチャオプラヤー川対岸地区にあり、元・民営鉄道で独立線区であるメークローン線が発着。

ここではバンコク中央駅(ファランポーン)の魅力について触れてみたい。

先日の「タイで余生を送るブルートレイン」(こちら)でも書いたように、タイ国鉄の駅はホームへの出入りは自由、切符不要なので、いろいろな人が集まってくるので、人々を観察しているだけでも面白い。

バンコクに初めてやってきた田舎の労働者、郊外に住みバンコクに通う学生、暇つぶしのカップル、僧侶、浮浪者、野良犬、欧米からのバックパッカー、うろついている日本人(私です)・・・・誰でも違和感なく駅の風景に溶け込んでいる。
File0058a.jpg File0059a.jpg

このような駅というのは、他のアジア諸国にあるようでない。

例えば隣国のクアラルンプール中央駅は近代的で空港のような建物であるが、長距離列車の発着は少ない上、何となく気取ったところがありバンコクのような風情はない。中国の北京・上海となると駅構内に入るにも必ず切符がいるし、人が溢れていてのんびり人間観察ができるような雰囲気ではない。インドのデリーやムンバイ駅は雑然としていて楽しいが、乞食や物売りがうるさく、外国人旅行者を放っておいてくれない。

その点バンコク中央駅は、旅行者を放っておいてくれる。誰でも、何でも受けて入れてくれるのである。

考えてみると、これはタイの魅力そのままではないか。バンコクのターミナル駅で、タイの魅力を手っ取り早く味わえるというのは、ある意味当然の事と言える。

願わくば、バンコク中央駅は全面改築などせず、今のままの雰囲気を保っていてほしい。

(追記)
バンコク中央駅に一番雰囲気が似ている日本の駅と言えば、上野駅しかないでしょう。
厳密に言うと、上越・東北新幹線が開通する前の「昭和の上野駅」。くし型プラットフォームに発着する東北からの夜行列車、ドーム式の中央改札前のホール、通勤客、出稼ぎの労働者のお国なまり・・・・ もう現在の上野駅では味わう事ができなくなってしまった雰囲気を求め、僕はまたバンコク中央駅に行きたくなってしまうのかもしれない。
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フォアランポーン、懐かしいですねぇ~。チェンマイやウボンに夜行に乗って旅行しました。あの頃は楽しかったです。
フォアランポーンの写真あればぜひもっとアップしてください!

ファランポーンの写真

了解です。昔撮影したファランポーンの写真、そのうちにアップしますのでお楽しみに。
当面は2010.8月に撮った下記をご覧ください。
プロフィール

Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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