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バンコクのもう一つの始発駅・ウォンウェンヤイ駅の風景

バンコクの始発駅と言えばファランポーンの中央駅であり、旅行者も利用する機会は多いと思う。しかし今回のテーマであるウォンウェンヤイ駅に行った事がある人は、バンコクに住んでいる人でも珍しいのではないか。
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ウォンウェンヤイ駅は、バンコクを流れるチャオプラヤ川の西側にあり、ここからはメークローンに行くローカル線が発着する。この線の面白いところは、途中の大河ターチン川には鉄道橋がないのでそこで路線が分断されており、一旦列車を降り、渡し舟で右岸に渡り、乗り換えねばならない。東線がマハーチャイ線、西線がメークロン線と呼ばれる。

各々30km程度、1時間弱なので、タイのローカル線を満喫するには絶好の路線である。もし時間がなければウォンウェンヤイ駅だけでも面白い。何しろ駅の周りに市場があるのではなく、線路の上に市場があるのだ。
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【ひとこと】
・ウォンウェンヤイ駅へはバスかタクシーで行くしかなかったが、今はスカイトレインのシーロム線が、サパンタクシン駅から延伸し、ウォンウェンヤイ迄伸びたらしい。しかし国鉄駅とは離れており、15分程度歩くとの事。

・以前このブログで、バンコク中央駅は日本で言えば昭和時代の上野駅であると述べた。さて、ウォンウェンヤイ駅はというと・・・・・これは世田谷線の昭和時代の三軒茶屋駅だろう。都会の雑然とした商店街の真ん中に、突然駅が現れ、2-3両編成の電車(こちらはディーゼルカーだが)が発着し、まわりを沢山の人が歩いている・・・・雰囲気が似ているので、是非バンコクで時間があれば行ってみて下さい。

バンコク中央駅の魅力とは

バンコクには3つの始発駅がある。

バンコク中央駅(フワランポーン駅):ターミナル駅であり、バンコクを発着するほぼすべての列車が発着。
トンブリー駅: 王宮地域のチャオプラヤー川対岸に位置する。南線のナムトク支線行きと、ごく一部の南線普通列車が発着。
ウォンウィエンヤイ駅: トンブリー駅と同じくチャオプラヤー川対岸地区にあり、元・民営鉄道で独立線区であるメークローン線が発着。

ここではバンコク中央駅(ファランポーン)の魅力について触れてみたい。

先日の「タイで余生を送るブルートレイン」(こちら)でも書いたように、タイ国鉄の駅はホームへの出入りは自由、切符不要なので、いろいろな人が集まってくるので、人々を観察しているだけでも面白い。

バンコクに初めてやってきた田舎の労働者、郊外に住みバンコクに通う学生、暇つぶしのカップル、僧侶、浮浪者、野良犬、欧米からのバックパッカー、うろついている日本人(私です)・・・・誰でも違和感なく駅の風景に溶け込んでいる。
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このような駅というのは、他のアジア諸国にあるようでない。

例えば隣国のクアラルンプール中央駅は近代的で空港のような建物であるが、長距離列車の発着は少ない上、何となく気取ったところがありバンコクのような風情はない。中国の北京・上海となると駅構内に入るにも必ず切符がいるし、人が溢れていてのんびり人間観察ができるような雰囲気ではない。インドのデリーやムンバイ駅は雑然としていて楽しいが、乞食や物売りがうるさく、外国人旅行者を放っておいてくれない。

その点バンコク中央駅は、旅行者を放っておいてくれる。誰でも、何でも受けて入れてくれるのである。

考えてみると、これはタイの魅力そのままではないか。バンコクのターミナル駅で、タイの魅力を手っ取り早く味わえるというのは、ある意味当然の事と言える。

願わくば、バンコク中央駅は全面改築などせず、今のままの雰囲気を保っていてほしい。

(追記)
バンコク中央駅に一番雰囲気が似ている日本の駅と言えば、上野駅しかないでしょう。
厳密に言うと、上越・東北新幹線が開通する前の「昭和の上野駅」。くし型プラットフォームに発着する東北からの夜行列車、ドーム式の中央改札前のホール、通勤客、出稼ぎの労働者のお国なまり・・・・ もう現在の上野駅では味わう事ができなくなってしまった雰囲気を求め、僕はまたバンコク中央駅に行きたくなってしまうのかもしれない。

タイで余生を送るブルートレイン

タイ国鉄でブルートレインが走っているという情報を知り、ラオスの帰りに寄ったバンコクの短い滞在を利用して、早朝のバンコク中央駅へ。(チェンマイ、ノンカイなど、タイの東北地方から到着する寝台車は早朝にバンコクに到着するため)

JR西日本から無償供与されたブルートレインは2006年に開始されたらしい。今回は残念ながら実際に運行されている寝台車は見られなかったが、客車は数編成プラットフォームに止まっており撮影する事ができた。

日本で慣れ親しんだブルートレインが、南国で余生を送っている姿を見るのは、何か胸にこみ上げてくるものがある。気候も厳しいし、整備も不安ではあるが(何せタイの事だから・・・)、これからも頑張ってほしいものだ。

今回は時間がなかったが、是非近いうちに寝台車に乗って、タイ国内をのんびりと移動してみたい。

【ひとこと】
・タイ中央駅(ホアランポーン駅)はタイ国鉄最大の駅。1894年にタイで初の鉄道が完成と同時に開業。長距離列車や近郊列車の他、マレー鉄道の列車が発着する。ヨーロッパの駅を模したドーム型の屋根の駅舎が特徴。ホームは7面14線のくし型式。
・出入りは自由なので、人々を観察しているだけでも面白い。大都会をを生まれて初めて目にする出稼労働者や、明らかに乗客ではないカップルたちが暇つぶしをしている。日本では見られなくなった風景に満ちており、バンコクを訪れた際は時間があれば是非!

バンコク中央駅及び2010年開通したエアポートリンクの写真はこちらへ。

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プロフィール

Nam Tok

Author:Nam Tok
・鉄道と山を求め、自由気ままに歩き回りたい・・・最近はアジアの乗り鉄、撮り鉄を楽しんでいます。また山登りも、自分の体力・技術にあわせ学生時代から続けています。
・このブログに立ち寄って頂きありがとうございます。鉄道と山の魅力が少しでも伝われば幸いです。
・ちなみにNam Tokとはタイ語で「滝」の意味です。そしてタイ国鉄にはNam Tok線があるだけでなく、Nam Tok駅も存在します。更に、タイ料理で肉、ハーブ、炒った米粉を和えたサラダもNam Tok(大好物!)であり、名前に拝借した次第です。

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